VPDってなに? 大切なお子さまを守るために

皆さんは「VPD」をご存じですか?

VPDとは、“Vaccine Preventable Diseases”の略で、「ワクチンで予防できる病気」のことを指します。たとえば、ポリオ、麻しん(はしか)、水ぼうそう、日本脳炎、ヒブ感染症です。多くの病気がワクチンで予防できるのです!

これらの病気は、かつて多くの子どもたちが重い症状に苦しみ、時に命を落とすことさえありました。しかし、現在はワクチンの普及によって防げるようになりました。言い換えれば、「予防接種をきちんと受けていれば、防げたはずの病気」なのです。

乳児のようなお子さんは、免疫力が未発達なため、感染すると重症化するリスクが高まります。だからこそ、決められたスケジュールでのワクチン接種がとても大切です。

「うちの子は丈夫だからワクチンは不要だろう」「副作用が心配」とお考えのご家族もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、ワクチンは、お子さま自身を守るだけでなく、まわりの赤ちゃんや高齢者など、ワクチンを接種できない人たちを守ることにもつながるのです。専門的な話になってしまいますが、こちらの外部記事をご覧ください。

当院ではワクチンスケジュールに基づいて、適切な時期に予防接種を受けていただけるようご案内しています。初めての方でも、今の状況を確認しながら一緒にスケジュールを立てることができますので、ご安心ください。

VPDは「かかる前に防ぐ」がいちばんのポイントです。お子さまの健康を守るために、今できることをご一緒に考えていきましょう。