年度末に見直したい予防接種

3月です。卒園式、卒業式の準備に忙しいご家族もいらっしゃるでしょう。進級に伴う新学期に向けてのドキドキが高まります。新学期に向けて心配なことがあるお子さん、ご家族はご遠慮なく当院の神経外来でご相談下さい。

今回のトピックは、年度末に確認してほしい母子手帳の予防接種欄です。年長さん、中学3年生のお子さんをお持ちのご家族は要注意です。公費で受けることができる定期接種はお子さんの権利であると同時に努力義務です。

接種期間の制限が厳しい予防接種

MR(麻疹、風疹)ワクチンの2回目(第2期)は幼稚園や保育園の年長さんの1年間(4月から翌年3月)までに接種が必要です。この1年間を逃すと公費補助が受けられず、自己負担金が発生する任意接種になります。

子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス)ワクチンは期間の制限は厳しくはありませんが、種類や接種開始年齢により接種回数が異なります。部活や体調不良等のために予定通りに接種できない可能性もあるため、できれば2回接種で完結することをお勧めします。当院ではシルガード9を常備していますが、過去の接種歴などにより必要な場合は事前予約制により他の子宮頸がんワクチンも接種が可能です。

9価(シルガード9): 9歳以上。15歳未満に初回接種をすれば2回接種が可能。
4価(ガーダシル): 9歳以上。3回接種。
2価(サーバリックス): 10歳以上の女子。3回接種。男子は接種できない。

接種間隔が長いため忘れがちな予防接種

日本脳炎ワクチンは第1期、第2期と分かれている上に第1期が3回接種のため時期を逸しがちです。第1期の3回目(追加接種)を打ち忘れている場合、年齢によっては公費負担での接種が可能な場合があります。自治体の保健所へご相談下さい。当院でもご説明が可能です。

 

予防接種は接種回数や接種間隔など複雑です。ご不明な点は母子手帳、手元にあれば自治体から交付された予診票(問診票)をご持参の上、当院までご遠慮なくご相談下さい。一部のワクチンを除き当日に接種が可能です。