虫刺されと皮膚トラブル〜家庭での対処法と受診の目安〜

こんにちは。夏休みも目前ですね。この時期、公園や水辺など外遊びの機会が増え、お子さんの肌トラブルも多く見られるようになります。中でも多いのが「虫刺され」や「かぶれ」などの皮膚トラブルです。今回は、ご家庭でできる対処法と受診の目安についてご紹介します。

🦟 虫刺されの症状と家庭での対応

蚊やブヨ、ノミ、アブなどに刺されると、皮膚が赤く腫れたり、強いかゆみが出たりします。特にお子さんは肌がデリケートなため、大人よりひどく腫れたり水ぶくれになったりすることもあります。

🩹 基本の対処法

刺されたら、まず流水で洗い流して清潔に。
冷やすことでかゆみや腫れを抑える効果があります。
市販の虫刺され用塗り薬(抗ヒスタミンやステロイド入り)を使用してもOK

ただし、掻きすぎて傷になったり、化膿したりすると、二次感染(とびひなど)のリスクがあります。お薬を塗っても良くならない場合には小児科または皮膚科を受診しましょう。もちろん、当院でも対応可能です。

🌱 その他の皮膚トラブルにも注意

夏場は汗や湿気によるあせも、草や虫の体液によるかぶれも増えます。お肌が弱いお子さんは果物の汁がつくだけでかぶれる場合もあります。チャドクガやアオバアリガタハネカクシなどの昆虫類にも要注意です。

❗ 注意すべき症状

  • 範囲が広がっている
  • 赤みやかゆみが数日続く
  • 水ぶくれや膿が出る
  • 熱をもって腫れている

このような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。

🛡️ 予防が何より大切です

予防のコツの一例を紹介します。

  • 外遊びのときは長袖・長ズボン・帽子で肌を保護
  • 虫除けスプレーやシールなどを活用(年齢に合ったものを選びましょう)
  • 帰宅後はすぐにシャワーを浴びて、肌を清潔に保つ

夏は楽しい季節ですが、ちょっとした皮膚トラブルが子どもの不機嫌や睡眠不足につながることもあります。「少し気になるな」と思ったら、悪化する前に当院にご相談ください。