迷う前に知っておきたい 子どもの救急受診の目安

夜間や休日にお子さまの具合が急に悪くなると、「すぐに救急に行くべき?」「様子を見て大丈夫?」と迷われる保護者の方は多いと思います。今回は、救急受診の目安について、いくつかのポイントをご紹介します。

まず、相談するのに有用な情報源をご紹介します。

次に、すぐに救急受診が必要な症状には以下のようなものがあります。

  • 何度も吐いて水分がとれない
  • ぐったりしている
  • 息苦しそう、顔色が悪く唇が紫がかっている
  • けいれんが5分以上続く、または意識がない
  • 頭を強く打った後に嘔吐や意識障害がある

このような症状がある場合は、ためらわずに救急車を呼ぶか、救急外来を受診しましょう。

一方で、救急ではなく翌日の受診でも問題ないことが多い症状もあります。

  • 37℃台の微熱のみで元気がある
  • 軽い咳や鼻水のみ
  • 1~2回の嘔吐でその後落ち着いている
  • 湿疹が出たが、呼吸や意識に異常がない

こうした場合は、まずは水分補給を心がけ、自宅で様子を見ながら、翌日にかかりつけ医に相談するのが良いでしょう。

いざというときに慌てず対応できるよう、日頃から情報を共有し、ご家庭で備えておきましょう。受診の目安は当院を受診された時にお伝えしておりますが、ご不明だったりご心配な点はご遠慮なくお尋ね下さい。丁寧にご説明します。