迷う前に知っておきたい 子どもの救急受診の目安
夜間や休日にお子さまの具合が急に悪くなると、「すぐに救急に行くべき?」「様子を見て大丈夫?」と迷われる保護者の方は多いと思います。今回は、救急受診の目安について、いくつかのポイントをご紹介します。
まず、相談するのに有用な情報源をご紹介します。
- 東京都医療機関案内サービス「ひまわり」24時間対応、外国語対応 電話:03-5272-0303
- 医療情報ネット(ナビイ)
- 子供の健康相談室「#8000」平日: 午後6時-翌朝8時 休日: 24時間
- 東京消防庁救急相談センター「#7119」 24時間対応
- 練馬区休日急患診療所 平日: 練馬区夜間救急こどもクリニック 休日: 練馬休日急患診療所、石神井休日急患診療所
次に、すぐに救急受診が必要な症状には以下のようなものがあります。
- 何度も吐いて水分がとれない
- ぐったりしている
- 息苦しそう、顔色が悪く唇が紫がかっている
- けいれんが5分以上続く、または意識がない
- 頭を強く打った後に嘔吐や意識障害がある
このような症状がある場合は、ためらわずに救急車を呼ぶか、救急外来を受診しましょう。
一方で、救急ではなく翌日の受診でも問題ないことが多い症状もあります。
- 37℃台の微熱のみで元気がある
- 軽い咳や鼻水のみ
- 1~2回の嘔吐でその後落ち着いている
- 湿疹が出たが、呼吸や意識に異常がない
こうした場合は、まずは水分補給を心がけ、自宅で様子を見ながら、翌日にかかりつけ医に相談するのが良いでしょう。
いざというときに慌てず対応できるよう、日頃から情報を共有し、ご家庭で備えておきましょう。受診の目安は当院を受診された時にお伝えしておりますが、ご不明だったりご心配な点はご遠慮なくお尋ね下さい。丁寧にご説明します。
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