学童のけいれん

学童(小学生、中学生)で発症するけいれんはてんかんの可能性があります。不整脈でも転倒する発作(失神)がありますが、けいれんが数分以上続くことは多くありません。けいれんや意識障害をきたすお病気は多岐にわたりますが、そのうち一部をご紹介します。

側頭葉てんかん

寝入りばなや浅い睡眠中に口をもぐもぐ動かしたり、片方の腕を突っ張ります。日中に発作が起こる場合には、けいれんの前にお腹からこみ上げる気持ち悪い感じ、恐怖感がわくこともあります。焦点てんかんの一種です。

若年欠神てんかん

日中に突然、10秒程度動作が停止する発作があります。1日に数回以上繰り返すこともあります。症状が進行すると、けいれんを起こすこともあります。全般てんかんの一種です。

若年ミオクロニーてんかん

食事の準備をしている時や食事中に突然、食器を投げ出すような発作があります。発作時間は短いのですが全般てんかんの一種で本人に記憶はなく、周囲の人に気づかれることが多いです。

 

てんかん症候群は他にも多数あります。

不整脈

QT延長症候群、WPW症候群、ブルガダ症候群は放置すると死に至る不整脈(心室粗動、心室細動)に発展する場合があります。けいれんを起こすことは多くありませんが、緊張しているときに意識が無くなる場合などは医療機関にご相談下さい。

迷走神経反射

起立性調節障害とも言われます。横になっている状態から急激に起き上がると体にかかる重力の急激な変化に対応できず、めまいやふらつきがおこります。転倒する他の重篤なお病気を除外することが必要です。

 

もやもや病、低血糖、高血糖はこの年代でも見られます。

 

本ブログでご紹介している内容はあくまで一般論のため、お子さんが気になる動作をしている場合には、ご遠慮なく当院の神経外来にご相談下さい。病院は病気になってから来るだけではなく、予防や患者さん、ご家族のご不安を取り除くために存在しています。